第7回 『瀬戸内料理 くにさだ』


『瀬戸内料理 くにさだ』 国貞浩之

『店主の思いがおいしい料理を造りだす』

今回は、私が14年通い続ける店、ご紹介します。
店に入ると、まずカウンターがあり、店主の国貞さんが元気よく迎えてくださいます。
店をオープンして14年。瀬戸内海の魚がメインの店です。国貞さんは18歳で料理の道へ。子供の頃は鍵っ子、両親共働きで、いつも冷えたごはんにおかず。
そんな環境の中、いつの日か自分で料理を造り始めました。自然に料理のおもしろさを知りました。
料理が大好きになりました。そして、大人になったら「あったかくておいしい料理をたくさんの方に食べてもらいたい」という思いから、料理の道を選んだそうです。
広島市内の料亭で修行され、宮島コーラルホテルの料理長を経て、14年前に独立、今の店をオープンされました。
なんといっても、魚がうまい店です。瀬戸内海の特上の魚を中心に、仕入れされています。
おこぜ、鯖、カワハギ、河豚、穴子などは、特に鮮度が良く、お刺身にすれば最高です。
店には、水槽がありますので、仕入れによっては、色々な活魚も味わえます。他にも焼物、揚げ物、蒸し物、などメニューは豊富です。
締めにぜひ食べていただきたいのが、にぎり寿しです。鮮度が良いネタにふわっとしたシャリのにぎり加減が最高です。鯖、穴子、トロ、小鰯、水イカなど、特に私のおすすめです。
店は、カウンター6席、座敷15席、料理はご主人が一人ですべて造ります。仕事は見事にスピーディー、まさに料理の鉄人です。
みなさんも料理の鉄人、国貞さんの料理を食べに出かけてみれば、きっと幸せ気分になれるはずです。予約をして、ぜひカウンターで。

瀬戸内料理 『くにさだ』 
広島市中区薬研堀7-2 シャネル館1階
TEL 082-249-0660