産地再発見 -「きのこ」-廿日市市玖島 福寿苑 迫田健児

蔵より30分、廿日市市玖島。山に包まれ、小川が流れ、6月にはほたるが舞い、7月にはかぶと虫が飛び回る、自然豊かな場所に福寿苑があります。
「椎茸」は年中「なめこ」「ひら茸」は春と秋、そして6月、今からは「木耳(きくらげ)」シーズンを迎えます。乾燥木耳はよく見かけますが、生の木耳はめずらしいです。生木耳はやわらかさ、歯ごたえ、独特のうまさが感動です。
迫田さんは長年内装の仕事をやってこられました。我が家もやっていただき、腕は確かです。農業が大好きでいつかは椎茸造りに挑戦したいという思いで勉強され、6年前より本格的に栽培。今では飲食店、産直市場、学校給食にも出荷。味、質ともにお墨付きです。きのこ栽培は休みがありません。毎日毎日成長します。食べ頃で出荷するには目が放せません。迫田さんの椎茸は原木栽培の椎茸に負けない食感とうま味。
今月蔵では、木耳は白和えに、椎茸は煮付けで登場。迫田さんの努力の結晶「木耳」「椎茸」ぜひお召し上がりください。