蔵の素材 産地再発見 合鴨農法米(完全自然米)

蔵の素材 産地再発見 合鴨農法米(完全自然米) 門藤温三(東広島市福富町)

周囲を山に囲まれた静かな里。
里を流れる吉永屋川は、沼田川の源流でとてもきれい。山の栄養分を含んだ豊かな水を届けてくれます。夏には蛍が舞い、夜空には星がいっぱい。豊かな自然の恵みにあふれた場所で米造りをされています。
門藤さんの米造りへのこだわりは、「自然農法」。「生きた土からでないと、生命力にあふれた作物は育たない」。
森林や川、池の水辺には化学肥料や農薬に頼らずとも植物が繁茂している。そんな自然の循環が自然農法のお手本。自然の循環に沿って、田んぼに返し、土の持つ本来の力を引き出し、生命力にあふれた生きた土で、元気な米を生産されています。
合鴨は、除草、、自然な土造りなどで活躍しています。
しかし、自然農法はたいへん手間がかかるし、収量も少ない為、やる農家はたいへん少ないのが現実です。しかし、努力のかいあって、昨年、「天皇献上米」に選ばれ表彰を受けられました。私も同じ米をいただきましたが、最高においしい。ワンランク上の米でした。
家族4人で米造りをされていますが、とてもみなさん元気でパワーにあふれ、色々おもしろい話も聞けて、楽しい時間を過ごしました。
門藤さんから元気をいただきました。
稲穂が垂れ、もうそろそろ刈り取りです。10月には蔵にも新米が入荷します。楽しみに待っております。

2008年09月10日

蔵の素材 産地再発見 しゃも地鶏 横山英揮(神石高原町)

蔵より高速道路を走り、東城ICへ、更に40分、国定公園帝釈峡のすぐそば、山深い里に到着。
水がきれい、空気がきれい、最高の環境の場所に鶏舎があります。
「5年ぶりですね」と握手した私。元気そうな笑顔に安心した。
「調子はどうですか?」 「この1年間くらいは順調に出荷しています。そろそろ息子にまかせようと思っています。」息子さんが後を継ぐようです。
横山さんのしゃも地鶏は家族経営で、パートさんがあと数名いるだけで小規模な経営をされていいます。しかし、この5年間、苦しい時が多く、『鶏の生産不調』、『鶏インフルエンザ』(しゃも地鶏は大丈夫です)など、そして今一番の問題は、とうもろこしの値上がりです。鶏のエサの60%はとうもろこしです。日本はほぼ100%輸入に頼っています。鶏肉の値上げにも限界があり、経費の節減にも限界があり、経営を圧迫しています。特にしゃも地鶏は、出荷までに150日かかります。通常の地鶏は80~100日で出荷だそうです。長い分、エサ代も多くかかります。しかし、飼育期間が長い分、手間をかけた分、しゃも地鶏はおいしい!とうもろこしにまぜるエサも色々研究されているみたいで、それは秘密だそうです。
蔵で料理する鶏肉は、すべてしゃも地鶏です。他の鶏肉は使っておりません。しかも、味の良いしゃも地鶏のメスのみです。『やわらかいけど歯ごたえもある。そして、噛むほどに鶏のうま味が口いっぱいに広がる』最高の鶏肉です。
現在、生産はこれ以上増やさないそうです。自分たちの目が届く範囲でおいしく、しかも安全な鶏を育てたいそうです。
しゃも地鶏の親子丼もおいしかったし、おみやげにいただいたしゃも地鶏の卵も卵かけごはんにして食べましたが、味が濃く、黄身に弾力があり、最高においしかったです。
横山さん、いつまでも最高のしゃも地鶏を育て続けてください。私も最高の料理にできるようがんばります。

2008年09月03日