◆ 蔵 料理人「友安 健」がすすめる、ほんとうに美味い店(コラム)

ほんとうにおいしい店「Bricole(ブリコール)」

Bricole(ブルコール)(日本料理) -矢長謙三-
倉敷市中央1-6-8 2F TEL 086-425-6611(予約)

JR倉敷駅より徒歩15分、倉敷美観地区に今年オープンのお店です。
店主は、広島、京都、東京で修業。腕は確かです。東京で店をオープンさせましたが、故郷倉敷への想いがありました。食材は地元倉敷、瀬戸内海、岡山産を使用した懐石料理。一品一品が素材の力を生かしたほっとする旨さ。心にやさしく染み渡る料理です。魚は店主が毎朝仕入れに向かいます。昔なつかしい瀬戸内海の魚。しゃこ、おこぜ、小エビ、にし貝、あいなめ、いいだこ、こぶ鯛、ぼら、もんごいか。
お席はカウンターがおすすめ。店主が目の前で料理を。会話もはずみます。接客と調理の女性スタッフはさりげない気配りと笑顔がすてきです。店主の想いが詰まった「ブリコール」へぜひお出かけください。

2020年04月07日

赤牛丼と赤牛ハンバーグ

100年続く「いまきん食堂」 -今村 聡- 熊本県阿蘇市 TEL 0967-32-0031

広島から5時間、大パノラマの絶景が広がる世界最大級のカルデラ。
この大自然の中で育つ「赤牛」を「赤牛丼」と「ハンバーグ」に。
広島の料亭で修業した店主。料理の腕は最高です。赤牛丼はフライパンでミディアムレアに焼き上げ、店主が独自に開発した赤牛丼のタレ。
この秘伝のタレを肉にからめ、ごはんの上に。さらに半熟玉子を。
やわらかく旨味たっぷりの赤牛の肉と半熟玉子、そして秘伝のタレが混ざり合い最高に旨い赤牛丼となります。
阿蘇の度重なる災害を乗り越えて生まれた「赤牛丼」。
行列は続き、2時間待ちもざらだそうです。宮島の「穴子めし」、阿蘇の「赤牛丼」日本を代表する「丼」になりました。

2020年02月11日

ほんとうに美味い店(コラム) 第24回 『EPURE(エピュレ)』

フランス料理 『EPYURE(エピュレ)』 オーナーシェフ 浅田浩司
広島市南区京橋町4-14 ソル高松1F TEL 082-576-2414

国際的な料理大会で金賞を取るほどの凄腕シェフ。
3年前、突然の閉店。渡仏、再び修業。そして今年、広島駅に近い京橋に再びオープン。繊細でかわいい盛り付け。複雑な味付けで塩加減はちょうどいい。
白い店内、椅子は心地良く床とマッチ。器はおもしろく、フォーク、ナイフ、グラスなどは使いやすく自然です。厨房はシェフのこだわり、照明はちょうどいい。サービスはさりげなく最上の接客。
この日の魚のメインは鮎。鮎のパリパリとムースのやわらかさと鮎の内臓のにが味のソースがベストマッチ、感動の一皿でした。
北海道の鹿肉の火入れも最高でした。ワインもシャンパンも料理の引き立て役でおいしかったです。
やさしい笑顔の浅田シェフの思いの詰まったフランス料理。じっくり味わいたいものです。きっとたくさんの笑顔がこぼれます。

2018年07月14日

ほんとうに美味い店(コラム) 第23回  「うなぎ 川誠」

うなぎ専門店 「うなぎ 川誠」 オープン
広島市東区光町2-8-8 店主 西本 誠
TEL 082-568-2266

JR広島駅の新幹線口より10分、小さなお店です。店主は長年東京で修業。江戸前のうなぎを学びました。
肉厚のうなぎは、甘すぎないタレでじっくり焼きあげました。江戸前の製法は蒸してから焼く。
しっとりとした旨味。ぜひ幸せ感じる時を味わいたい。

2017年10月04日

ほんとうに美味い店(コラム) 第22回 『野趣 拓』

野趣 拓(日本料理) 店主:杉本拓史
広島市中区堺町1-11  082-961-6330
※予約制 定休日:日曜・祝日

昨年7月にオープンした新しい日本料理店です。
「食べること、生きることの喜び」をこの店で表現し、お客様に伝える。「身の回りの恵みをおいしく食べる」をテーマに素材でありながら素材の息吹を感じる料理を目指している。
店主は、京都「菊ノ井」、広島「田心」などで修業、夫婦で営む小さなお店です。
この日の料理は、先付に店主が摘んできたかんぞうのぬた。椀は地物絹さやと浅利。
造りは天然鮃、甲烏賊。肉は三次産放牧牛の炭火焼き、焼魚は鰆の木の芽味噌。
自然の恵みを感じる料理です。
酒は竹鶴。器にもこだわりが。
素材の息吹をいただきにぜひお出かけください。

2017年05月09日

ほんとうに美味い店(コラム) 第21回 『魚喰い切り 壮士』-移転オープン-

今、広島で一番予約が取りずらいと言われている日本料理店の壮士。
前の店と比べ広く豪華になり、雰囲気も上質に。
カウンター12席のみ。まさに料理の劇場です。

広島市中区立町5-18 TEL 082-504-6213
18:00~ 日曜日定休
7000円(税込)コースのみ

2016年10月11日

ほんとうに美味い店(コラム) 第20回 『悠然 いしおか』

悠然 いしおか(日本料理) 石岡慎吾
広島市南区段原3-15-19 皆川ビル1F
082-569-5753
コース 7000円 9000円 不定休 夜のみ営業 ※予約制(前日まで)

JR広島駅よりタクシーで7分。段原に佇む日本料理「いしおか」、夫婦で営む小さなお店です。
店内は異空間、土壁は古い蔵の土壁を練り直して使用。カウンターとテーブル席の机は一枚板がすばらしい。椅子は廿日市のマルニ製、体にフィット心地良いすわりごごち。そして奥さんが生けた花。
店主は湯布院「村田」、東京「分とく山」、広島「山人」で修業、腕は確かだ。そして今年春、30代の若さでオープン。今から楽しみな店である。
料理はおまかせコースのみ。シンプルでやさしい味付け。特に椀、焼物は最高においしかったです。
器もこだわり作家物。骨董の器も。そして一番は夫婦の「笑顔」最高のいやしです。
ゆっくりとしたいやしの時を料理と日本酒で。ぜひ出かけてみてください。

2016年08月13日

ほんとうに美味い店(コラム) 第19回 『喰い切り壮士』

喰い切り壮士(そうし)-佐谷壮士
広島市中区立町5-7 立町Gハウス1F TEL 082-504-6213
・営業時間 18:00~
・定休日 日曜日・祝日の月曜日
・料理  おまかせ 5000円~

中区立町、酔心本店のななめ向いのビルの1Fです。
オープンして間もない店ですが、予約の取りづらい店です。カウンターのみ7席と小さなお店です。
キッチンはオープンなので、調理をつぶさに見ることができ、ライブ感が味わえます。店はなんと店主一人ですべてを切り盛りしています。ホール係もいません。
店主は毎朝5時に広島魚市場に仕入れに向かいます。それからすぐに店に戻り、オープン6時頃まで、じっくり仕込みをします。店主は、魚屋、寿司屋で修行。魚の目利きは確かなものがあります。時間をかけて仕込まれた料理は、盛り付けが丁寧で美しく、素材が生きています。調理法は、炭で焼いたり、フレンチの技法を取り入れたりと工夫が見られます。
メインは最後の寿司ですが、前菜から始まり、焼き物、蒸し物など約7品。この日の前菜は、おしゃれな器に「百合根の茶巾。蛤のムース。みる貝の和え物など」焼き物は「甘鯛のうろこ焼き」旨味たっぷり。締めの寿司は、「のどぐろのあぶり」「穴子はふわふわ」「まぐろ赤身」「鰤は脂がのりのり」さすがです。最高のお味でした。
ぜひ日本酒と一緒に味わってください。旨さ倍増です。
がんばる店主が造るとびっきりのおいしさをぜひ味わっていただきたい。

2015年04月14日

ほんとうに美味い店(コラム) 第18回 『hiroto』

「hiroto」 フランス料理 -廣戸良幸-
広島市中区富士見町4-17 
082-247-9889  定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合、火曜日) 要予約

ここは中区富士見町、食の激戦区である。
個性的な土っぽいおしゃれな外観が目にとまります。
扉を開けると、オープンキッチンが目の前に飛び込みます。
フレンチでオープンキッチンは珍しい。店内はアトリエのよう。
こだわり抜いた空間である。土壁、テーブル、椅子は心地良い。ワイングラスもきれいに演出されている。
カウンター席からはキッチンがすべて見渡せる特別席。シェフから一番近く、調理がライブで楽しめる。
いよいよコースが始まります。まずはガラスの器で「たらば蟹のムース」コンソメジュレのふわふわ感が最高。
「フォアグラの赤ワインソース」赤ワインソースがフォアグラとマッチ。
「北海道産エゾシカのステーキ」北の大地で育った野生のシカ。あっさり、旨味たっぷり、食感の良く野生の味でした。
「天然スズキのサフランソース」あわあわのソースがスズキをひきたてます。目の前で調理が見れるので、一品一品のワクワク感がたまりません。
シェフは調理師学校卒業後、本場フランスで修業。10年前に「hiroto」をオープン。予約もまばらで苦しい経営でしたが、3年に移転し、再オープン。オープンキッチンがお客様に受け、人気店に。
ミシュランでも一つ星を獲得しました。
シェフのこだわりは、素材を生かした料理。火入れは焼くというより温める。
しっとりと素材が生きてくる。シェフは大のワイン好き。リストはないが、ブルゴーニュの品揃えが良く口頭で説明してくれる。
「食のライブハウス hiroto」新感覚のフレンチをぜひゆっくりとお召し上がりください。

2015年02月11日

ほんとうに美味い店(コラム) 第16回 『Moulind'or」(ムーランドール)』

『Moulind'or」(ムーランドール)』
フランス料理 -オーナーシェフ 木戸敬二 63才
松江市上乃木3-17-35
0852-21-8839

島根食材大好きの私は、今回うわさの山陰フレンチに挑戦です。
蔵より2時間30分、松江道で身近になりました。山陰のフレンチの歴史を作ったお店であります。約30年前、「ムーランドール」はオープン。山陰のお客様にフレンチはなかなか受け入れてもらえなかった。たとえば、サーモン料理。シャケは弁当のおかずだと言われた。フレンチをわかっていない。フレンチの料理教室をやったり、色々な努力の結果、少しずつお客様は増えてきた。フレンチをもっと身近なものに、わくわく、感動、笑顔のフランス料理を目指した日々でした。
シェフは大学時代、とんかつ店でアルバイトをしていた。そこで、一冊の感動の本との出逢い。
辻調理師専門学校の学長が書いた本であった。その本がきっかけで大学卒業後、辻調理師専門学校でフランス料理を専攻。卒業後、フランス、パリで修行後、神戸北野クラブなど、日本で修行後、31才の若さで鳥取県米子市に店をオープン、オーナーシェフとなる。38才で今の松江に移転。松江は素材の宝庫、宍道湖、日本海の海の幸、シェフの出身地安来市や奥出雲、雲南から届く山の幸。
そしていよいよコースが始まります。お昼のコースをいただきました。前菜のスモークサーモンに感動。
境港で養殖されているサーモンを自家製の燻製室で作り上げた品。しっとり、旨味たっぷり、色もサーモンオレンジでとてもきれいでした。
スープは空豆の味が口いっぱいに広がる素材そのもの、やさしい味、色も鮮やかスープでした。
メインの魚料理は「イサキ」。イサキの味が生きるソースは、シェフのこだわりがわかる絶品ソースでした。
デザートは美しく盛り付けられ、アイス、ケーキなど色々入って楽しい一品でした。どの料理もちょうど良い塩加減、甘味も自然、体に素材がしみわたるやさしい料理でした。私がいただいたこのコースがお昼は3000円ちょっとで、夜も4320円からと、お手軽なお値段です。
ワインも充実、シェフは島根県で初のソムリエです。サービスの女性2人もソムリエです。「ワインの事は、お任せください」との事。お店は約40席。シェフ夫婦、娘さん、サービスの女性の方、主に4人で営業されています。
冬は暖炉の火があたたかです。結婚パーティーもできるそうです。サービスは笑顔でシンプルでとても気持ち良かったです。
感動の一冊の本から料理人生がスタートした、木戸敬二さんの山陰フレンチを味わいにぜひお出かけください。

2014年08月09日