西川孝次さんのグラス (2007.6)

今月の器は、ガラス作家、西川孝次さんのグラスをご紹介します。
丈夫で軽く、口あたりも良いグラスです。
西川さんは、広島県三原市と沖縄に工房を持ち、全国で個展を開かれておられます。
毎年開かれている福屋での個展も今年で17回を数えました。
やわらかな光をたたえる作品は、手作りのぬくもりと清涼感があり、こころ潤す魅力にあふれています。
「高熱のガラスの瞬間的な変化の中から機敏な動作、リズム感あるバランス感覚により生み出される造形ガラス。日常の暮らしの中で使える、よりあたたかな硝子づくりに励んでいます」(西川さん談)
飾りものではなく、「日常の暮らしの中で使える」ガラス食器を黙々と作られています。
夏の間は毎年、沖縄の工房で仕事をされています。青い海を渡る風と共に暮らし、あたたかさと清涼感あふれる作品が生まれます。