蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「慈姑(くわい)」

『慈姑(くわい)』

冬の時期になると出荷される、あまり馴染みのな少ないくわいについて、今月はご紹介します。
くわいは、芽が鍬(くわ)に似ていたことから『くわいも』と呼ばれていました。
芋と名が付くくらいですので、栄養の主成分はやはりデンプンなのです。
デンプンは、炭水化物でカロリーも高いですが、炭水化物の代謝を促すビタミンB1も多いので、大した問題ではありません。
くわいは炭水化物の他に、カリウム、リン、亜鉛も豊富に含まれています。カリウムは、ナトリウム(塩分)を排出して高血圧を予防し、リンは骨や歯の成分となり、また糖質の代謝を活性化すうので、疲労回復にも役立ちます。
くわい特有の苦味成分(プロテアーセインヒビター)には、抗酸化作用があ、ガンやアレルギーを予防するとも言われています。
日本では、お正月によく縁起物として食べられていますが、お正月に限らず日頃から食べれると良いと思います。調理法は、一般的な煮物以外にも皮をむかずに素揚げをして塩を少々ふるだけでも十分美味しく頂くことができます。
今月、蔵では、福山産のくわいを、旨煮にして前菜の一品としてお出ししております。ぜひご賞味くださいね。