蔵の素材 産地再発見 『半兵衛麩』(京都)

「京麩」を作り続けて320年。
京都、五条大橋東詰 半兵衛麩 TEL 075-525-0008 http://www.hanbey.co.jp/
 
JR京都駅より、タクシーで10分。「半兵衛麩」ち言えば、タクシーの運転手さんもすぐにわかってくださいました。
五条大橋には、店舗があり、工場は丹波美山町にあります。総務部の嶋田さんが接客してくださいました。店舗にはおみやげ用として、京麩と湯葉、色々な種類が売られています。蔵では、よもぎ麩、もみじ麩、あわ麩、笹巻き麩、結び湯葉など、季節に合った麩を使っています。
「半兵衛麩」の歴史は、江戸中期に中国から「麩」が伝えられ、寺院の中で育まれていました。初代半兵衛が麩づくりを学んだのが320年前とされていますが、手作業も多く、伝統の味と技を守り続けています。丹波には上質の水があり、大豆、小麦、米などの原料を厳選。麩の命である「上質のグルテン」が生まれます。グルテンにもち米を加えて、蒸したり、茹でたりした物が「生麩」となります。
半兵衛の生麩は弾力があり、もち米のうま味がたっぷり。
ぜひ320年の歴史と伝統の味と技を味わいたいものです。