蔵 栄養士 ひらおかまりの「栄養満点」

『蓮根(北広島町、中野農園)』

泥の中で育つ蓮根は、「根」ではなく、「地下茎」です。出荷時期は、8~3月ですが、寒くなってくると、粘りと甘みが増して、最高に美味しくなってきます。
蓮根には、風邪予防にも効果的な、ビタミンCがたくさん含まれています。本来ビタミンCは、熱に弱く水に溶けやすい性質を持っていますが、蓮根の主成分であるデンプンのおかげで、加熱しても分解されにくいので、しっかりと摂取できます。
また、蓮根は、食物繊維も豊富で、腸のぜん動運動を高めて便通を促すほか、高血圧予防、腸内に発生する発ガン物質の排泄などの効果も期待できます。
ビタミン、ミネラル、食物繊維たっぷりの美味しい蓮根を食べて、体の内側からキレイになりましょう。
今月、蔵では、炊き込みごはんに登場です。

蓮根 100g 当り ビタミンC-48mg(みかんの1.2倍相当) カルシウム-20mg 鉄-0.5mg 食物繊維-2.6g
・ムチン(粘り成分)-健胃効果 ・タンニン(あく)-消炎止血作用