蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「木耳」

『木耳(きくらげ)』

きくらげは、春から秋にミズナラなどの枯れ木や倒木に生える食用きのこで、その形から「木耳」とも書きます。
栄養素としては、ビタミンB群やEの他、体内でビタミンDに変わるエルゴステリンという成分を豊富に含んでいるため、骨の形成を促し、骨粗鬆症の予防に作用します。また、免疫力を高めたり、ガンの予防にも効果がある事がわかっています。
それから、きくらげには、不溶性の食物繊維がたくさん含まれており、これは、お腹の中で膨らみ、便秘の予防と改善する働きがあるとともに、身体に有害な物質を吸着し、体外に排出するのを助ける作用もあります。
また、トレハロース、マンニトールという糖質も含んでおり、これらは、抗菌、抗ウイルス効果がある事がわかっています。
きくらげといえば、乾燥品をよく見かけますが、蔵では、廿日市産の新鮮生きくらげを提供しています。
とても食感の良い、みずみずしい生きくらげを味わってみてください。