蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「鰆(さわら)」

『鰆(さわら)』

さわらは漢字では、魚へんに春で「鰆」と書きますが、これは晩春から初夏にかけて産卵のために瀬戸内海沿岸に近づき、たくさん獲れます。そのため関西では、3~6月頃が旬とされています。しかし、冬のさわらは脂がのり「寒鰆」と呼ばれ、とくにおしいくなります。関東の方では、旬は11月~3月頃とされているようです。
さわらは、サバ科の出世魚で「サゴシ」⇒「ヤナギ」⇒「サワラ」(60cm以上) となります。白身魚で味にもくせがないので、幅広い料理に使用されます。
さわらには、良質なたんぱく質や鉄分、EPA、DHAが多く含まれています。
EPAは動脈硬化を予防し、DHAは脳の活性化に役立つとされています。また、カルシウムの吸収を促進するビタミンDの含有量も多く、骨の健康維持にも役立ちます。
今月、蔵ではさわらを酒粕みそ漬けにして焼いてお出ししております。脂ものって身も柔らかくとってもおいしいですよ!