蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「茄子」

『茄子』

今月は、なすについて紹介します。
なすの旬は夏から秋にかけてですが、夏のなすはみずみずしさがあり、秋のなすは果肉がギュッとしまったしっとりとした甘みが特徴です。
なすの栄養は、他の野菜と比べて多い方ではありませんが、なすの皮にはアントシアニン系の色素である「ナスニン」が含まれています。
これはポリフェノールの一種で強い抗酸化作用があり、コレステロール値を下げたり、動脈硬化の予防などに効果的です。
その他にもなすは、抗発ガン作用があり、それも野菜の中で極めて強いといわれています。そして加熱してもその成分は衰えないことがわかっています。
以上のことから、なすの栄養を意識して食べるなら、皮を剥かずに調理して食
べることをおすすめします。
今月蔵では、炊き合せに廿日市産の採れたての秋なすが登場します。お楽しみに!