蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「鯛」

『鯛』(瀬戸内海)

今月は、魚の王様といわれる鯛について紹介いたします。
鯛は、刺身、焼物、蒸物、揚物など、どんな調理法を用いても美味しい魚ですね。それは、旨味成分である「イノシン酸」「グルタミン酸」「タウリン」などのアミノ酸がバランス良く含まれているからなのです。
鯛の栄養については、消化液の分泌を促して糖質の代謝を助け、エネルギーに変えるビタミンB1が豊富に含まれており、さらにビタミンB2、ナイアシン、EPAやDHAも青魚に負けず劣らず含まれています。
脂肪分が少なく、良質なタンパク質を多く含み、消化吸収が良い為、高齢者や離乳期の子供、胃腸の弱い方にもおすすめのヘルシー食材といえるでしょう。
今月蔵では、お造りと椀物に鯛が登場しますのでお楽しみに!