蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「豆腐」

『豆腐』

とうふは、大豆製品の代表的なもので、始まりは2000年余り前の中国で作られたと言われています。日本には奈良時代に伝えられ、江戸時代に入ってから庶民に食べられるようになりました。
豆腐は、細菌に汚染されやすく、崩れやすい欠点はありますが、良質のタンパク質や脂質に富み、大豆そのものよりも消化しやすいので、栄養的にみて優れた食品なのです。
特に注目されている栄養素の一つである『イソフラボノイド』は、食物では大豆にもっとも多く含まれています。この物質は、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする為、更年期障害など、女性ホルモンの減少によって起こりうる様々な症状に効果が期待できます。特に骨粗鬆症の予防に役立ちます。また、女性ホルモンとの関連から、乳ガンや前立腺ガンの予防効果もあげられています。
豆腐は、栄養面でも機能性食品としても優れ、健康の維持増進に効果のある健康食品といえます。今は、欧米などでも豆腐に関心が高まり、「TOFU」の名は世界で知られる食品となっています。
蔵では、島根県の奥出雲から新鮮な豆腐を直で仕入れています。
今月は、白あえ、みそ汁、デザート(豆腐ティラミス)に使用しております。ぜひご賞味ください!