蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「味噌」

『味噌』

みその原料である大豆は、とても栄養価が高く、なかでもたんぱく質が多く含まれています。しかし、大豆のままででの加熱調理では、消化吸収が困難なのです。そこで大豆をみそに加工すると酵素の働きによって加水分解されてアミノ酸になります。その中には生命維持に不可欠な必須アミノ酸が8種類全て含まれており、とても栄養的に優れた食品なのです。このように酵素がたんぱく質などを消化されやすい状態に分解するので、大豆そのものよりも栄養素を体内に取り込みやすいのです。
現在、みその効用についての研究発表はたくさんあり、厚生省の研究班の「1日3杯以上のみそ汁を飲むことで乳がん発生率が40%減少する」という発表や、広島大学教授の「みその塩分は胃がんを促進しない」という発表、その他にもたくさんの研究が多角的に行われており、今やみそは注目の健康酵素食品と言えるでしょう。
蔵では、自家製みそを毎年2月上旬に作っております。広島県産の大豆と麹と天然塩のみを使用し、作っておりますので、安心、安全でおいしいみそに仕上がっています。(今年も2月3日に仕込んだばかりです)