蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「とうもろこし」

『とうもろこし』

今月は、とうもろこしについて紹介します。
とうもろこしの主成分は、言わずと知れたデンプンですが、胚芽の部分には、ビタミンB1、B2、Eそしてリノール酸が多く含まれています。
リノール酸とは、ヒトの体内で合成することができない必須脂肪酸の一つで、食事からでしか摂取できない栄養素なのです。リノール酸には血中コレステロール値や中性脂肪値を抑える働きがある為、高血圧や動脈硬化を抑制する効果があります。
また、とうもろこしの黄色の色素の色素成分は、ゼアキサンチンと呼ばれ、活性酸素の除去に役立ち、肝臓の発ガン防止作用があるといわれています。
今月蔵では、新鮮なとうもろこしを茹でて裏ごしし、葛で固めてとうろもこし豆腐にしています。自然な甘味のとうもろこし豆腐を椀種として用いておりますので、どうぞご賞味くださいね。