蔵 栄養士 ひらおかまりの栄養満点-「たまご」

『たまご』

今月は卵について紹介します。
卵にはビタミンCと食物繊維以外の栄養素がほぼ全部含まれており、特に人の体内で作ることができない必須アミノ酸がバランス良く含まれております。
特に卵のたんぱく質は、良質でとても優れた食品といえるでしょう。しかし、卵にはコレステロールが多く含まれ1日1個しか食べてはいけないといった話をよく聞きます。実はそれは大きな誤解で間違いなのです。
卵にはコレステロールは含まれていますが、レシチンという物質も含まれており、コレステロール除去の作用をもたらすのです。
さて、レシチンにはそれ以外にも注目される効果があるのですが、レシチンの中に含まれるコリンという成分が脳を活性化させることがわかっています。アルツハイマー病や脳組織の老化防止にも役立ちます。また、コリンは血圧を低下させたり、中性脂肪の量を調節する働きもあります。
ですから卵は、食品の中でも完全栄養食品なのです。
蔵では布野産の新鮮卵を使用しております。今月は、卵焼き(前菜の中の一品として)、ケーキなどに使用しております。ぜひご賞味ください。