「廿日市市産業連関強化塾」

-食の都 はつかいち を目指す-

~ 株式会社錦水館 代表取締役 武内 恒則氏によるお話し ~
                          廿日市市商工保健会館にて

武内氏は、創業1912年 世界文化遺産の宮島で102年続く温泉宿 錦水館と錦水別荘の二つの宿を経営されています。
ご自身を「トニー武内」と称し、「仕事も遊びも100%楽しみ、一生勉強 一生青春」をモットーに現在も広島市内でカントリー音楽によるバンド活動なども楽しまれています。
武内氏は早くから地産地消に注目し、食を通して地元の良さを伝え続けられています。
広島・宮島は食の宝庫だと考えられ、宿泊されたお客様に食を通して最高のおもてなしで、最高の笑顔と最高の思い出を作っていただく事を日々探究し行動されています。
地元の良質な食材を常に探し、心を込めて作られている生産者の熱い思いを料理を通して伝えられていること、生産者の方々とも共存共栄の道を開かれていることも地元の活性化に繋がるとても素晴らしい事だと感じました。
そして、いつの日か「食の都 廿日市」を実現したいと熱く語られていた事が印象的な素晴らしいお話しでした。


 ~ 中国醸造株式会社 執行役員 竹内氏によるお話し ~
                         廿日市市商工保健会館にて

竹内氏は1918年設立の中国醸造株式会社で、地域に根付いた商品開発や特徴的な商品に取り組まれている方です。
今回は地域資源を大切にされているお話しをうかがいました。
地元広島の柑橘類やカキ、酒米を使って美味しいお酒を作られていますが、最も印象的だったことがお客様を「価値共有できる人」としてとても大切にされていることでした。
発売以来大人気の「もみじ饅頭のお酒」の楽しみ方も、広島市内で開催された女性グループによるもみじ饅頭食べ比べイベント「もみまんナイト」に参加され、みなさんのご意見を参考にされているそうです。
「もみじ饅頭のお酒」はその名の通り、もみじ饅頭の味わいをそのままにリキュールで表現されたお酒です。
カステラ・こしあん風味のお菓子のようなまろやかな甘さに加え、ボトルもとってもかわいいのです。冷やしたミルクとブレンドしても美味しく、お酒の苦手な方にも飲みやすいリキュールのようです。現在はチョコレート・クリーム・抹茶味に加え、1月には番外編の「桜餅のお酒」も発売されています。
また、カープ女子による何回にもわたるミーティング・試飲・ラベル検討会によって生まれた真っ赤な「カープ梅酒」など、これからも時代のニーズに合った魅力あふれるお酒が続々と発売されそうな予感です。
「もみじ饅頭のお酒」「桜餅のお酒」「カープ梅酒」ご興味をもたれた方は是非一度お試しください。